先日、当社がスペインより自社輸入するスペインはカスティーリャ地方のBodega Romero de Ávila(ボデガ・ロメロ・デ・アヴィラ)が来日した。新商品の発表、勉強会、懇親会を開催したので、ぜひロメロ・デ・アヴィラのワインの魅力を紹介させて頂きたい。
Bodega Romero de Ávila(ボデガ・ロメロ・デ・アヴィラ)概要
スペインの真ん中、カスティーリャ地方のラマンチャ州で現在3代目となる家族経営の小さなワイナリー。寒さの厳しい長い冬と暑い夏が特徴の最適な気候条件と肥沃な土壌に恵まれた地域で丁寧にブドウを栽培する。世界的に高い評価を受ける、濃厚で香り高いワインを生み出している。代表ワインはPORTENTO(ポルテント)。弊社各店でも提供している。
Bodega Romero de Ávila(ボデガ・ロメロ・デ・アヴィラ)の特徴
この醸造所の最大の特徴は何といっても「Amphora(アンフォラ)」という粘土で作った大きな甕(かめ)を発酵の過程で使っていることが挙げられるだろう。
現代のワイナリーでは通常ステンレス製のタンクを使っており、アンフォラを使っているワイナリーはスペインでも非常に珍しい。ワイナリーオーナーのサンティアゴ氏曰く、ラマンチャでもアンフォラを使っているのはロメロ・デ・アヴィラくらいとのこと。
この技術は2000年前のローマ時代から使われており、現在ロメロ・デ・アヴィラで保有しているのは37個のみ。壊れたら修復は不可能だ。
アンフォラを使って醸造されるワインは非常に貴重でコストもかかる。ステンレスタンクの容量が百万リットルなのに対し、アンフォラの容量はたったの1万リットル。ステンレスタンクの100分の1しか発酵出来ないのだ。また、アンフォラは発酵時間もゆっくり。ステンレスランクが7日で発酵を終えてしまうのに対し、アンフォラだと28日もかかる。スローフードならぬスローワイン。この太古からの伝統的なレシピで作るワインはアンフォラの影響を受け、粘土の泥がミネラルなアロマを与える。このユニークなクラフトワインをぜひ味わって頂きたい。
このワインが飲めるのはこちらにお店!
- デリリウムカフェレゼルブ(赤坂)
デリリウムカフェトーキョー(虎ノ門)
デリリウムカフェGINZA(銀座)
プティデリリウムタップカフェ(新宿)
ウルビアマン(秋葉原)
ブラッスリー セント・ベルナルデュス(神田)
ベル・オーブ豊洲(豊洲)
ベル・オーブ東京芸術劇場(池袋)
ブラッスリームー(武蔵小杉)